三連休ということもあり、ちょっと前から気になっていたAIRを触ってみることにした。趣味の開発に使っているPCにランタイムをインストールして、幾つかサンプルを実行してみる。結構面白い。
とりあえずマイコミに掲載されている記事を参考に単純なアプリを作ってみるが、起動後10秒以内にadlがアプリケーションエラーで落ちてしまう。起動後にすぐにエラーが出るわけではなく、一定時間は動作する。プログラムは超単純なものなのでミスがあるとは思えない。いろいろ確認してみると、ディスクリプタファイル内のrootContentエレメンツ内のtransparentアトリビュートにtrueを指定するとエラーが発生することがわかった。ルートウィンドウの透過を設定するところだ。でも理由が分からない。検索してみても同様の問題は見つからなかった。
開発に使っている環境はPentiumM 2GHz/Intel 915GM/Memory 2GByte/Video 915GM内蔵というスタンダードなもので、常駐プログラムもAvast!とチューチューマウス程度でおかしな動作を誘発させるものではないと思う。Avast!などもすべてOFFにしてみたが、改善されなかった。透明処理が関係しているわけだからビデオカードかもしれないと思い、ドライバを最新にしてみたりしたが駄目だった。とりあえず、AIRプログラム内で透過処理のあるウィンドウを作っても問題ないようだから、とりあえずは放っておくことにした。
AIRで興味を持っている点は、Flash技術をローカルで扱える点と、SQLエンジンやWEBレンダリングエンジンを内蔵している点だ。いろいろと楽しい事ができそう。問題点かな?と思うのは、現在のFlash/Flexにない技術を取り込むことができるかどうかという点。たとえば、AIRアプリケーション内でWMVファイルを再生できるか?などである(これは例なので、別にFlashにはFLVがあるんだからWMVは再生できなくてもいいじゃないか、という意見は置いておく)。要するに、今後のAIRの発展をAdobeに委ねるしかないのか、独自にがんばれるのかということだ。このあたりはドキュメントを読んで勉強してみないといけないと思っている。