会社の同僚と公開初日の一回目の上映に行ってきた。場所は市川市のマイカル。初めて行ったが、劇場自体は結構よかった。マイカルということで座席も広かったし、ドリンクホルダーなども完備。
内容は、ストーリーについては十分に及第点をあげられるものだと思った。ただ、ものすごい駆け足でストーリーが進むため、ちょっとTV版を知っているという位の人にとってはかなりダメな作品に映ることだろう。しかし今までZガンダムのTV版を知らない人や、逆にすごく詳しい人には、それなりの出来の作品だと思う。カットされたシーンのストーリーをがんばって補完していたり、1本のストーリーとしては破綻がないようにうまく繋げていたと思う。それでもおかしいと思うシーンがあったり、キャラがやけに説明的口調だったりするところはある。
やはり気になったのは画質だろうか。スクリーンがかなり大きい劇場で、座った位置がかなり前寄りだったこともあり、TV版から流用しているシーンの画質の荒れはかなり目立った。もちろん、TV版をキャプチャして編集したことがある人にとっては、映像の揺れもなく傷もうまく消していると分かるのだが、最近のデジタルで作られた映画を見慣れているとかなり厳しい。
加えて、新規シーンと流用シーンとの画質差がかなり激しく、パッとみて新規/流用のどちらなのか分かる。フィルムのグレインは新規シーンにも適宜付加して流用シーンとの画質差を分かりづらくしようとしているが、いかんせん、流用シーンは映像自体の解像度が劇場公開に耐えられるようになっていない。いっそのこと、映像は全シーン作り直したほうがよかっただろう(予算などで無理だろうとは思うが)。
最後に次回作は2005年10月公開とのクレジットが入った。見に行くのは確定だろう。