2005-02-27

_ [PDA]Axim X50v

PC関連でも面白いものがないので、ちょっと毛色を変えてPocket PCに手を出してみる。以前から使ってみたかったものではあるが、最終的に手を出した最大の理由がSonyのCLIE撤退である。東京へ引っ越してからはCLIEでスケジュール管理をしていたわけではないので持ち歩いてはいなかったが、ネット上の小説を読むために愛用していた。SonyのCLIE撤退は寂しいが、売れていなかったのは事実だし昨年末あたりから噂を聞いていたのでショック自体は小さかったが。。。

初めてのPocketPCということで付随するものが結構必要となる。本体+ケースは当たり前として、データ用に1GのSDカードを買ったり、AirH"もCFタイプに機種変更したりした。またソフトも無料のものを中心にチョイスしたが、どうしても必要なものは試用期限が切れたら買うことになるだろう。

とりあえず、文字情報表示がメインなのでRealVGA化を行ってみる。無線LANで繋げてIEでWebを見てみるとかなり厳しい感じ。だが文字を最大にするといい感じになってきた。CLIEで小説を読むときに愛用していたiSiloも特に問題なく動いている。フォントを若干変更するとCLIEの時と変わらない使い心地となった。文字を表示するときは画面を90度回転させるとさらに良い感じになる。

最近のPocketPCというと動画再生が話題になっているが、軽く試した限りでは問題ないようだ。ただ無線LAN経由で再生させるとデータレートが高いためかよくバッファリングするために止まってしまう。調べた限りだと無線LANでは1.5Mbps近辺が一つの壁となっているようだ。SDカードではもっと高いビットレートでも大丈夫だった。しかし動画を再生させるとバッテリーの減りが著しい。

買う前の下調べのときから分かっていたことだが、PIMとしては何だかすごく仰々しい感じでシンプルなPalmに及ばない。PIMとして使うならソフトを変更するか使い方を変える必要がありそうだ。Palmを使っていた頃は入力も更新も参照もすべてPalm中心で行っていたが、PocketPCでは入力はPCでやることを考えるべきだろう。

短時間使った限りだと完全にCLIEでやっていたことは引き継げ、AirH"が使えるためどこでもネットにアクセスできる環境を作り出せそうだ。しかし完全にPalmOSを忘れきれる感じでもなく、最近探しているT|T3はまだ探し続けるだろう。

[]